遠近両用(累進屈折力)メガネの度数調整でチョット失敗しました🤣
先日、70代初期の女性のお客様が老眼鏡(単焦点)が見にくくなり新調したいとのことでご来店いただきました。遠方は両眼裸眼視力0,7で遠方視は不自由はなく、車の運転もしているとのこと。検眼を行ったところ遠視と乱視がありしっかり矯正すると両眼で1,2まで視力が上がります。むろん老視が進んでいますが手元は特別にこれといった趣味や仕事はなく、新聞や雑誌くらいの活字が読める程度で大丈夫とのこと、そこで老眼専用より遠方から手元まで連続して見える遠近両用メガネが便利と考え勧めてみました。(遠近両用メガネは初体験です)テストレンズを使い装用テストを行ったところ特別違和感は無いとのことで具合よくお使いいただくためのポイントを説明させていただきお買い上げいただきました。その後、お客様が一週間程慣れるように使用してみたが丸い物が歪んで見える、テレビを見る時に顎を引き気味にして見るので首が疲れる不具合があると再来店。そこでもう一度、度数を初めレンズ加工精度、フィティングのチェックを行ったところ、遠用の球面度数を一段、乱視度数を一段弱く軸度も変えレンズの遠用ポイントを少し下げた方が違和感が少なく、見たいポイントとの顔の角度が楽になるとのことで60日間の無料交換保証をお使いいただき、この調整値で作り直しをすることにしました。今回お求めいただいた遠近両用レンズは東海光学、ニューロSという評判の良い最新設計レンズでしたが設計,精度がうまく生かせづ残念でした。これからは諸々の調整値の精度が上げられるようさらに技術を高め、お客様に喜んでお使いいただける遠近両用メガネをお渡しできるように頑張ります。